み空行く 雲も使と 人はいへど 家づと遣らむ たづき知らずも



        萬葉集 巻20−4410   大伴家持



空を行く雲も使いだと人は言うけれど、家に土産を送ってやる方法も分かりません。




故郷の家族と別れて任地に赴く防人の心を思いやって、大伴家持が詠みました。





朝からすっきりと晴れ渡った日の午後、久里浜緑地へ散歩に出かけました。
通称は「くりはま花の国」で、初夏のポピー、秋のコスモスが咲く季節には多くの人が訪れます。
広い園内は高低差があり、一回りして帰ると万歩計で一万四、五千歩程の歩数が稼げるので日頃の運動不足解消にと、気が向いたら歩きに行く公園です。
日の短いこの時期、午後三時を過ぎればもう夕暮れの気配。少し雲が広がってきました。
そんな空の柔らかな雲をパチリ!
展望台からは房総半島、横浜方面が西日に照らされて眺望がよく、振り返れば富士山もうっすらと望めました。




房総半島 富津方面


横浜 根岸から「みなとみらい」方面。画像を大きくして見ると右端にマリンタワーも写っています。


こちらは本牧方面でしょうか?


振り返ると富士山


タイワンリス恋の季節
 


花の公園も今はちょっと寂しいです。


前日の激しい風雨に殆どが折れてしまった中で、無事に残った皇帝ダリア