椿




あしひきの 八峰(やつを)の椿 つらつらに 見とも飽かめや 植ゑてける君


 万葉集 巻20−4481  大伴家持



つくづく見ても見飽きることがありましょうか。この椿を、そしてこの椿お植えになったあなたを。


 大原真人宅での宴の折に家持さんが、真人邸の庭に植えられた椿を見て詠んだ歌です。






      



きょう鎌倉へ行って「おんめさま」のお庭をちょっと覗いたら、椿の花がチラホラ咲き始めておりました。
ロウバイも少し見られましたが、お庭はまだ冬枯れです。寒に入ったばかりなのですから当たり前ですけど。





近くの本覚寺では十日えびすの準備万端整って、明日の賑わいを待つばかりのようでした。
明日は可愛らしい福娘さん達が福を振り撒いて、さぞ境内が華やぐことでしょう。



 




 



いつもの土産物屋さんのミニ下駄です。椿の柄のがありました。