春の花




  鴬の 鳴き散らすらむ 春の花  いつしか君と 手折り挿頭(かざ)さむ


                        大伴家持 万葉集 巻17ー3966



ウグイスが鳴いて散らしているであろう春の花を、いつの日にかあなたと手折り、髪に飾りたいものです。






横須賀市三笠公園近くに『よこすかポートマーケット』なる主に地場産の海産物、農産物及び、その加工品を販売する施設が開業したとの報道を見て、きのう散策がてら偵察に出かけました。ようやく安定した春らしい日差しの中、往路は徒歩でのんびりと、春の花々を楽しみながらの散歩です。
歩を進める道路脇の緑地帯の片隅に、毎年、ソメイヨシノの開花が取り沙汰される頃には満開になる早咲きの桜の木があって、今年ももう花は盛りになっておりました。お世辞にも立派な木とは言えない一本ですが、花色は濃い目のピンクで、可憐な花を咲かせます。ちょっと河津桜に似ていますが微妙に違っていて、 彼岸桜の仲間かな?と思うのですが、桜は種類が多いので良く判りません。
梅の開花が遅れ桜は早まり、春色の花たちが一斉に咲き始めた谷戸の道では、鶯が上手に鳴いておりました。




きのう写した春の花

ゆすらうめ                           椿
 


あれ?


ボケ
 


ハナニラ


ミモザ


雪柳


モクレン


                      〜*〜〜*〜〜*〜



これが開業ホヤホヤのよこすかポートマーケットです。
魚介や海藻類はさすがに新鮮で珍しい物があって目をひきます。売り手も張り切っていて活気がありました。
野菜類はこの日偶々かも知れませんが、地場物の品揃えが充実してない印象だったものの、三浦産の春キャベツ百円、ブロッコリー百五十円、未だ調理したことのないスイスチャードというカラフルな葉もの百五十円等を買い求め、その足でデパ地下に寄ったらば、愛知県産の見るからに新鮮そうなブロッコリーが一個五十円で山積みされているのでした。買い物は難しい。