寄生(ほよ)・やどりぎ



あしひきの 山の木末(こぬれ)の 寄生(ほよ)取りて 
         插頭(かざ)しつらくは 千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ

            
            大伴家持 万葉集 巻18−4136



山の梢のホヨを取って髪に飾るのは、千年の命をお祝いしてのことですよ。



寄生木(やどりぎ)はホヨ、ホヤともいい、ケヤキ・エノキ・サクラなどの落葉高木の幹や枝に寄生する常緑潅木状の植物で、縁起物にされるそうです。
この歌は、家持が越中国守だった天平勝寶ニ年正月二日に、国庁での宴で詠んだ一首です。



今日は旧暦の正月元旦にあたりますのでこの歌にしました。
随分と昔、一度ホヨは投稿したことがあるのですが、万葉集にホヨの歌は一首しかないもので、以前のは削除しての再投稿です(*^_^*)
先日、熱海の梅林でヤドリギを見つけ珍しがって写しました。例によって上手に撮れませんでしたが、調べてみるとオオバヤドリギ(大葉寄生木)ではないかと思われます。関東以南で見られる種類だそうです。

熱海は梅も熱海桜もお花見には少し早かったのですが、観光客の少ないこの時期、梅林や海辺は穏やかで、気の向くままノンビリ散歩が楽しめました。






今日は節分。恵方巻きはあっという間に関東地方にも浸透しましたが、皆さんは召し上がりますか?
近所の商店街のお寿司屋さんでは年々巻き物が豪華になります。
私も一番シンプルなのを買って来ようかしら・・・
南南東を向いて一言もしゃべらず丸かぶりすれば願いが叶うということですが
私はやはりオシャベリしながら頂きたいです(*^。^*)
節分。立春。朗らかなうれしい響きですね。


・・・と云うわけで、こんな恵方巻を買いました♪



熱海散策をデジブックにしました。お暇がありましたら〜