蜘蛛の糸




庭に女郎蜘蛛が大きな巣を二か所張りました。
中々の力作ではありますが庭仕事するのに邪魔なので、すでに巣の主が退去した方を取り払おうとして見ると
ちょうど午後の陽が当たって輝きがあり美しいので写真を撮りました。
それをパソコンに取り込んで良く見ると、部分的に虹のような色が入っています。
あら綺麗、これって何? と興味が湧いて気になる部分を拡大しましたら、赤や紫、青に緑、桃色、黄色など
貴石をビーズにして連ねたような美しい線が現れました。
これはデジカメならではの写り方なのでしょうか?
一方の、今だにこの家の主ジョロウグモが住んでいる巣は、雨の日に軒下から写してみました。
真珠の首飾りのように撮れるかな、とカメラを向けましたが
蜘蛛の糸には防水効果があるのか思ったほど雨粒が付きません。
大小様々な粒の水滴がパラパラと付く程度で、真珠のネックレス風にはなりませんでした。



万葉集には、巻5−892  山上憶良の有名な『貧窮問答歌』に蜘蛛の巣が詠みこまれています。
・・・ 竈(かまど)には火気(ほけ)ふき立てず 甑(こしき)には蜘蛛の巣懸きて 飯炊(いいかし)くことも忘れて・・・
生活感があって身につまされ感覚的にも理解できる好きな歌ですが、長歌なので割愛。






↑上の写真の一部分を拡大すると↓こうなります。




↑上の写真を一部拡大して次の二枚に↓




庭にも散歩道にも、それなりに深まる秋を感じる今日この頃です。 
←ちょっと変わったツワブキの花びら。






山椒の実



桜の葉


ムラサキシキブ



ヤマハ