やぶそば



先日、京橋まで出かけた序に野次馬根性を発揮して、再建開店した神田の藪蕎麦に行ってみました。
行列は避けたいので昼食時をずらし、「三時のおやつ」の頃合いに入りましたが、店内はほぼ満席。
「いらっしゃいまし〜」と空いていた小さな四角いテーブル席に案内されました。やや窮屈感あり。

さて、何を注文しようかな。今月のおすすめは「かきそば」。牡蠣か、いいかも。
周りをこっそり見回すと、「せいろうそば」二枚にお銚子を傾けてる御仁が多い。
そうだ、やっぱり「せいろうそば」にしよう!
下戸は、明るいうちからお銚子一本と言うわけにはいかないので
「せいろうそば」と「天たね」を注文。
程なく、ほんのり緑がかった細めのお蕎麦と天たねが運ばれてきました。
「天たね」とは芝エビのかき揚で、大きい揚げ饅頭のような可愛らしい形に仕上がっています。
サクッと揚がっていて、添えられたへぎ柚子と共に口に入れると爽やかな香りが広がって中々。
お江戸の味を楽しみました。


名称の由来
幕末の頃より本郷団子坂にあった「蔦屋」(竹藪が多く、やぶそばの通称を得ていた)の連雀町店を
明治十三年(1880年)に堀田七兵衛が譲り受けて、「藪蕎麦」の屋号で営業を開始いたしました。
その後、団子坂本店の廃業により藪蕎麦本店としての看板をうけつぎ、今日に至りました。
かんだやぶそばの栞から




せいろうそば (もう少し美味しそうに写したかった・・・)


天たねと共に 


帰る頃には席が空いてきました。この時間帯が狙い目かな?



神田須田町界隈には昔を偲ばせる建物が散見されます。東京大空襲を免れたのでしょうか。









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以下、浅草でのスナップも (*^_^*)   永井荷風さんです



ヤリイカとカレイ? ヒラメ?



幸せいっぱいのお二人と粋な車屋さん


仲見世