十六夜の月




山の末(は)に  いさよふ月を 何時( いつ)とかも  わが待ち居らむ  夜は深(ふ)けにつつ


 万葉集 巻7ー1084



 山の端でためらっている月を、 いつ出てくるかと思って待っているうちに、夜は更けて行きます。





今年の十六夜は9月9日 望の月、それもスーパームーンとやらで世の注目を集めたお月さま。
向こうの山から昇ってくるのは6時過ぎかな?と見当をつけて二階の東の窓から見やりますと
ちょうど山の端から月が顔を出したところでした。
大きな赤い月。十六夜の月という抒情的な呼び方よりは、スーパームーンが相応しい。
月の昇るスピードは意外に速く、どんどん山際から高く離れて行き、暫くすると雲に隠れてしまいました。夜空一面に黒い雲が覆い始めたので、今夜はこれでお仕舞いかしら・・・と思いながらも、未練がましく8時過ぎた頃もう一度空を見上げると、いつの間にか白い薄雲に変わっていて月が見え隠れしておりました。
やがてすっかり雲は流れて行ってしまい、ただ中天にかかる十六夜の満月が、煌々と清かに照り輝いているのでした。









頑張ってズーム! いっぱい撮ってみたけれど全部ボヤケました。 (^_^;)





海蔵寺の萩を目的に鎌倉へ出かけたのですが、駅に貼ってある鎌倉観光ポスターを見てコロリと気が変わりました。
ポスターの写真が妙本寺の二天門で、『そう云えば、改修後一度も行ってなかったわ、妙本寺に行ってみよう』
偶然、今日は「日蓮聖人龍口法難会」の日でしたので、ぼたもち寺の常栄寺では牡丹餅と冷たいお茶のお接待を受けました。
胡麻たっぷりの美味しい一口牡丹餅です。