厩(うまや)なる 縄絶つ駒の 後(おく)るがへ 妹が言ひしを 置きて悲しも
万葉集 防人歌 巻20−4429
馬屋の馬が縄を断ち切って飛び出すように、「後に残されるものですか(一緒に行きます)」と妻が言ったのに置いてきて悲しいことだ。
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3日、息子の車で、横須賀市の相模湾側、もう三浦市に近い丘陵にある『ソレイユの丘』という公園に初めて行ってみました。
三浦半島らしいキャベツや大根畑の広がる台地に、気分は『南仏プロヴァンス』な施設があって、様々な体験コーナーが用意されています。
野菜の収穫体験、パンやケーキ、ソーセージ作り、クラフト、乗馬や動物ふれあい、アスレチック等、思っていたより大勢の人が遊びに来て体験を楽しんでおりました。
海洋深層水の入浴施設まであり、名付けて「海と夕日の湯」。どんな入り心地がするのでしょう。
この日の仕事が終わって休息する馬たちが厩舎から外を眺めていたので写し、今日はこの歌にしました。
南仏は行ったことないけど、そんな気分がしなくもない・・・(笑)