しば草 (チカラシバ)



畳薦(たたみこも) へだて編む数 通(かよ)はさば 道のしば草 生(お)ひざらましを


  万葉集 巻11−2777




畳コモを、隔てをおいて繰返し繰返し編んで行くように、しばしばあなたがお通いになれば、道の芝草もはえなかったでしょうに



タタミコモは、いくらかずつの隔てを置いて、多くの節(ふ)に分け、同じような動作を繰り返して編む。(と私の虎の巻に書いてあるのですが、実はどんな物なのか、よく分りません(^^ゞ)


昔、身近に原っぱがあった頃は、チカラシバは普通に目にする草でしたが、近頃、街では余り見かけなくなりました。これは箱根で写したチカラシバです。千条の滝近くの原っぱでの一枚、浅間山山頂での一枚です。

この日は、宮ノ下の宿の庭園側の出入り口から、チャップリンの散歩道に出て小涌谷方面へ。箱根登山電車の小涌谷踏切を渡って、千条の滝→浅間山鷹巣山→湯坂路入口まで歩きました。